葬儀は非日常時にいとまなれる行事なので、普段とは前後、天地など逆なことを行い、日常と区別するもの。さかさまにする風習は一つには魔除けのため、一つには死後の世界が生の世界の裏返しになっているという配慮からといわれています。
<逆さ着物>経帷子や浴衣などを遺体に着せ、その上に故人の生前好んでいた衣服を、遺体に被せたり、棺に被せるさい、逆さまにする慣わしを言います。
<逆さ屏風>死者の枕元に屏風を逆さまにして立てること。他に逆さ水など。
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